「LINEで完結」と聞くと、トークで金額を送ればお金が振り込まれるように思えます。実際には、LINEは連絡と案内の窓口で、申込フォーム・本人確認・電子契約はそれぞれ別の仕組みで行います。何をどこでやるのかが分かると、必要な準備と、注意したい業者の見分け方も見えてきます。
「LINE完結」が意味すること、しないこと
LINE完結のファクタリングとは、来店・郵送・電話のやり取りが要らず、スマートフォンの中で申込から入金まで進められる、という意味です。お客様との連絡はLINE公式アカウントで行い、審査結果や契約のご案内、お振込みのお知らせもLINEに届きます。
ただし、LINEのトーク画面そのものの中で全部が終わるわけではありません。身分証と顔の撮影による本人確認(eKYC)と、契約書への電子署名は、LINEとは別の専用画面で行います。これは当社に限らず、本人確認と契約を正しく行う業者であれば同じです。「LINEで完結」は、「LINEを入口にして、スマートフォンだけで完結する」と読むのが正確です。
実際の流れ:LINEでやること、LINEの外でやること
当社の場合、順番は次のとおりです。
| 順番 | やること | どこで | 目安 |
|---|---|---|---|
| 1 | LINE公式アカウントを友だち追加。お客様専用の申込URLが届く | LINE | すぐ |
| 2 | 申込フォームに入力。請求書・通帳の画像を添付 | 申込フォーム(ブラウザ) | 約10分 |
| 3 | 本人確認。身分証と顔をカメラで撮影 | 本人確認の画面(eKYC) | 約5分 |
| 4 | 審査。結果の連絡 | 当社 → LINE | 最短当日・通常1〜3営業日 |
| 5 | 契約内容(金額・手数料)を確認し、電子署名 | 電子契約(メールで届く) | 数分 |
| 6 | お振込み。完了の連絡 | 当社 → 口座・LINE | 最短当日 |
LINEで行うのは1・4・6の「連絡」で、2・3・5はそれぞれ専用の画面です。ただしすべてスマートフォンで続けて行え、紙の書類や郵送、来店はありません。各ステップの詳細はご利用の流れにまとめています。
本人確認(eKYC)はなぜ必要なのか
eKYCは、スマートフォンのカメラで顔写真付きの身分証とご本人の顔を撮影し、同一人物であることを確認する方法です。当社ではすべてのお客様にお願いしています。
理由は2つあります。1つは、他人になりすました申込や、架空の請求書による申込を防ぐためです。もう1つは、契約の相手が確かにご本人であることを確かめ、あとから「契約していない」という争いが起きないようにするためです。本人確認を一切行わずに買い取るという案内があれば、むしろ注意が必要です。金融庁は、ファクタリングを装った違法な貸付について注意喚起を行っています。
撮影は明るい場所で、身分証の反射や影が入らないようにすると、一度で通りやすくなります。法人のお客様は代表者の方がご本人として撮影します。
電子契約は、紙の契約と同じ効力があるのか
電子署名及び認証業務に関する法律(電子署名法)第3条は、本人による電子署名が行われた電磁的記録は、真正に成立したものと推定すると定めています。紙に押印した契約書と同じように、本人の意思で結ばれた契約として扱われる根拠がここにあります。
当社では、契約書本文と、買取対象額・手数料率・手数料額・買取代金・支払日を記載した別紙を、電子契約サービスからメールでお送りします。署名の前に内容をすべて確認でき、署名を完了するまでは費用なく取りやめられます。署名が済むと債権の譲渡が成立するため、その後の取り消しはできません。金額に納得してから署名する、という順番を守ってください。
LINEだけで済ませようとする業者に、注意したい点
LINEは便利な窓口ですが、連絡手段がLINEしか無い業者には注意が必要です。次のような点に当てはまる場合は、取引の前に立ち止まってください。
- 契約書を出さない、または金額と手数料が書かれていない:ファクタリングは債権の売買であり、何をいくらで買うのかが契約の中心です。これが文書で示されないのは異常です
- 本人確認をしない:上で述べたとおり、正しく行う業者であれば省きません
- 取引先が支払わなかったときに、お客様に返還を求める:償還請求権がある契約は、金融庁が貸付に当たる可能性があると注意喚起しています。当社はノンリコース型で、正当に成立した債権について取引先の事情を理由に返還を求めることはありません
- 給与を買い取ると言う:給与を受け取る権利の買取の形をとる取引は、金融庁と最高裁判所が貸付に当たると判断しています。詳しくは給料ファクタリングとは何が違うのかをご覧ください
- 会社名・所在地・電話番号が示されていない:当社は特定商取引法に基づく表記と会社概要に事業者情報を載せています。LINEのアカウント名しか分からない相手とは契約しないでください
途中で止まりやすいところと、対処
- 本人確認の撮影が通らない:暗い場所、身分証の反射、顔が枠から外れる、が主な原因です。明るい室内で撮り直してください。何度も止まる場合はLINEにその旨をお送りいただければ、担当者がご案内します
- 審査結果の連絡が届かない:LINEをブロックしていたり、通知を切っていたりすると届きません。友だち追加の状態と通知設定をご確認ください
- 入金実績の書類が足りない:審査の中心は、その取引先から過去に入金があったかどうかです。通帳またはネットバンキングの画面で、該当の入金が写っている部分をご用意ください。初めての取引先で入金実績が無い場合は、お時間をいただくか、お受けできないことがあります
- 契約のメールが見当たらない:迷惑メールフォルダをご確認ください。申込時に入力したメールアドレスに届きます
- 一度お断りした場合:3か月間は再度のお申込みをお受けできません
かかる時間の目安と、必要なもの
申込フォームが約10分、本人確認が約5分、審査が最短当日・通常1〜3営業日、電子署名のあとのお振込みが最短当日です。書類がそろっていれば、お申込みから数日以内の現金化が可能です。必要なものは、請求書(写真で可)、その取引先からの入金が分かる通帳またはネットバンキングの画面、顔写真付きの身分証、お振込先の口座情報です。法人の方は登記事項証明書も必要です。詳しくは個人事業主の必要書類と審査で見られることをご覧ください。
参考・出典
- 電子署名及び認証業務に関する法律 第3条(e-Gov 法令検索)
- 金融庁「ファクタリングの利用に関する注意喚起」
- 金融庁「給与の買取りをうたった違法なヤミ金融にご注意ください!」
- 民法 第466条・第467条(e-Gov 法令検索)
- FINSTEP ご利用の流れ/特定商取引法に基づく表記
請求書の買取のご相談は、LINE で
友だち追加すると、お申込み用の URL がすぐに届きます。入力は 10 分ほど、審査は最短当日・通常1〜3営業日、お振込みは最短当日です。
LINE で友だち追加して相談する本記事は一般的な情報の提供を目的としており、法的・税務上の助言ではありません。法令や公的機関の資料は公開時点のものです。個別の判断は弁護士・税理士などの専門家にご相談ください。